ある報道番組で、避難所の中で被災者の方に無料で散髪をする
女性の特集をしていました。
彼女自身も被災し、震災によって自宅や経営していた理髪店も流されて
それからは避難所での生活。
自分でも何かできることは無いかな、と考えていたそんな時、
全国の理容業者から髪を切るための道具などの支援物資を得ることができ、
避難所にて無料で髪を切るボランティアを始めました。
しかし、女性がそのボランティアをやめることにしました。
その訳は 「自分に出来ることがあればみんなの力になりたい。
しかし、復興に向けて理髪店を再開し、その収入で生活をしている人
もいる。そんな人たちのじゃまになってはいけない。」
というものでした。
この特集を見て、本当にいろんな事を考えさせられました。
経済的にも精神的にも、様々な側面におけるジレンマを改めて感じました。