政府は、来年3月末に「緊急保証制度」を打ち切る方針を固めました。
この「緊急保証制度」というのは、民間金融機関の中小企業向け融資を
信用保証協会が100%保証する・・・つまり、企業が民間金融機関へ返済できなくなった場合は
保証協会がその債務を肩代わりするという制度です。
(打ち切り後は、80%まで肩代わりするこれまでの一般保証制度に戻ります。)
政府としては、保証協会が肩代わりした債務の財源は、実質的には国民の負担になってしまう
との理由から、この制度を打ち切るとのようです。
しかし、この制度の廃止によって貸し渋りなどが増えれば
今日の中小企業の多くが抱える資金繰りという問題が増加しないか気になります。
ちなみに、従業員数20人以下の企業については、1,250万円を上限に全額保証を続けるとのことです。