円高がとまりませんね。
外国為替市場では、一時1ドル=83円台をつけたそうです。
学生の頃は、円高が経済に与える影響というものを深く考えず
海外旅行がお得になるなぁ、くらいの認識しかなかったです。
今思えば、本当に何にも考えてなかった・知らなかった・・・
円高は、輸出企業にとっては大きなマイナス要因ですね。
例えば、1000ドルの商品をアメリカで販売したとすると
為替相場が1ドル=100円の時は、売上は100,000円です。
しかし、1ドル=83円になった時は、売上は83,000円となり
その差額17,000円の利益が圧縮されます。
逆に、輸入企業にとってプラス要因なのかというと・・・そればかりでもないようですね。
確かに、仕入や商品を安く購入できるため、販売価格が常に一定であれば利益は大きくなります。
しかし、競争相手がいたりすると価格競争になったりして、安く購入した分販売価格も下げなければならない
こともあります。
また円高は、材料費や人件費などのコストも抑えることができるため、
体力のある企業にとっては海外進出のチャンスになります。
しかし、そうなれば、国産のものが売れないなど製造業などの国内業者は苦しくなりますし、国内の雇用はさらに悪化するでしょう。
内需という点では・・・と思います。
また、日本の強みだった「技術力」の海外流出も増えてくるでしょう。
タイが、海外企業を誘致し、その製造拠点としてのアジアでのハブ化を目指しているようです。
(実際、タイの技術力は世界でもトップレベルになってきているようです。)
国際的な視点からのビジネスモデルが必要になってくるのか
内需を重視して国内から活性化させていくのか
お互いにジレンマがあり難しい問題ですね。