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利息がチョコレート・・・

 

通常、「利息」というものについては、殆どの方が現金をイメージすることと思います。

しかし、イギリスのある企業が、自社の製品であるチョコレートで利息を支払う社債

「チョコレート社債」なるものを発行したそうです。

 

社債とは、企業が資金調達をする手段の一つで、投資家から資金を借りることです。

簡単にいうと「利息を払うから、お金貸してね」ということになります。

投資家も、その利息を目的に企業に資金を貸すということですね。

 

この企業の社債は、締切までに日本円で約5億4,000万円分が売れたとのことです。

すごいですね~!

確かに話題性はあります。

 

資金の調達という面で、社債発行による借入か、株主募集かにより大きく内容が異なりますが

自社の製品やサービスを投資家に付与する、という点は株式の配当の場合と同じですね

(外食産業の大手なども、株式配当を食事券にしていますし)。

それを、社債利息でするとは!

すごく面白い発想だと思いませんか?

 

投資家側からみれば、株式配当は会社の業績が悪ければ配当がない場合があるのに対し、

社債の場合は利息を定期的に受け取る事が出来るため、社債の方が魅力的なのでしょうか。

(もちろん今回の社債発行については、当該企業が未上場であるようですし、株主募集などの手続きを

 踏むより社債発行の方が投資者を募り易かったなどの理由があるかもしれません・・・・あくまでも個人的

 な観測です)

 

企業の側からみても、通常社債は有利子負債になるため、利息分は企業の負担になります。

しかし、今回のチョコレート社債のように、現金の代わりにチョコレートにて利息を支払うということは

その分、資金面での企業の負担は少なくなります。

また、自社の製品であるため調達コストも抑えられますね(原価率や棚卸数量にもよりますが・・・)。

 

金融機関からの融資を受けづらい場合でも、資金を調達しやすいとは思いますが

利息が現金でない分、投資家の枠は限定されるでしょうね。

私みたいなチョコレート好きには結構魅力的なんですが・・・。

 

私も、もっと発想を柔軟にしていきたいなぁと思います。

 

 

 

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