みなさんはビッグマック指数というものをご存じでしょうか。
これは、各国の経済力(主として購買力)を測るための指数の一つです。
なぜビッグマックなのかというと
世界中で展開している商品としては最もメジャーであり
世界中で同一規格で同一品質(期間限定などの値下げの場合を除いてですが・・・)であるため
物価(材料費や諸経費)や労働賃金などを比較しやすいことが挙げられます。
(コーラなども世界中にあるため、同じような指標に利用できそうですがどうなんでしょう・・・
アメリカなどのスーパーでは、値段設定がおかしいんじゃないかっていうくらい大量に安く売っていたりするので
あまり参考にならないんでしょうか・・・)
例えば、ビッグマックを1個買うためにどのくらい労働しなければならないかというと
日本では10分程度、アメリカなら12分前後だそうですが
世界の平均では30分ほどの様です。
こうして世界全体からみると、日本は物価・労働賃金はかなり高いようですね。
(しかし、その日本国内で暮らしている私たちには、デフレや就労問題、財政・社会保障の問題など
直面していることが多すぎて、なかなかこういった指数を意識することも無いんですが・・・)
また、為替相場の予測材料にすることもある様です。
今朝(2010/8/22)の日経新聞によると
ビッグマック一つが、日本では320円、アメリカでは3ドル73セントとのこと。
320円÷3.73ドル=85.79・・・・・
つまり、1ドル=約85.8円
ということは、現在の為替相場とあまり変わらないレートですね。
この指数と実際の為替相場を比較する、といった具合でしょう。
こういった指数は、各国の情勢などにも左右されるため
あくまでも材料の1つですが、小ネタ程度に知っておくと面白いかも知れませんね。
ちなみにノルウェーやスウェーデンなどはビッグマック1個が500円以上する様です。
高っ!